目の前で親友を殺された悠二郎は、あれから数年経った今となっても過去から立ち直ることができずに毎日眠れない日々を過ごしていた。
武器職人としての仕事を大量に引き受け、一日中仕事漬けの日々を送っていたが、
絶望と後悔とをぐるぐるさせながらいつものように暗い顔で町を歩いていたある日のこと。
悠二郎はとある少女と出会い共に生活するようになる。
まるで向日葵のような暖かい心に優しい笑顔を持つ少女と毎日を過ごすうちに、次第に生気を取り戻していた――、そんな時。
親友が命を落とすことになった元凶である魔王の弟が、悠二郎の元に現れた。